「新時代の適性検査とは何か」に関するコラムです。
新時代とは、VUCA(ブーカ)の時代を言います。
volatility(変動性)、uncertainty(不確実性)、complexity(複雑性)、ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたビジネス用語です。
私たちは、VUCAの時代に突入し、特にビジネス環境では目覚ましい変化の中で仕事をしています。
これまでのように、長期的に固定された「静的な戦略」では対応しきれず、状況の変化に応じて柔軟に方向転換できる「動的な戦略」への移行が不可欠になっています。
組織に求められる力も大きく変化しています。
たとえば、多様な価値観や背景を持つメンバーを活かすチームづくり、
誰もが意見を言いやすい雰囲気をつくるリーダーシップ(インクルーシブ・リーダーシップ)、
安心して発言・挑戦できる職場環境(心理的安全性)、
そして、新しい価値を生み出す創造力と、変化を起こす力などが重視されるようになっています。
さらに、誰も予測できなかったような「想定外」の事態が頻発するようになり、過去の成功体験がむしろ足かせになるケースも増えています。
つまり、これまでのやり方が通用しない場面が増えているということです。
VUCAの時代を一言で表すのは難しいですが、少なくとも「複雑で多様な時代」であることは間違いありません。
そして今は、一人で成果を出す時代ではなく、チームで成果を生み出す時代へと確実に移行しています。
参考リンク:
Wikipedia: VUCA
聖書の中にこんな言葉があります。
「また、人は新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒も流れ出てしまい、革袋もだめになってしまう。
新しいぶどう酒は新しい革袋に入れるべきである。」
これは、たとえ話として有名なことばです。
現代ビジネスや組織論での比喩的用法として米国での研修や商談の場で引用されることが多くあります。
たとえば、「新しい時代の人材戦略には、新しい仕組みが必要」、
「新時代に必要なリーダーシップが求められる。前世代のリーダーシップでは役に立たない」、さらに、「多様性時代には、古い適性検査のツールは機能しない」
と言った形で使われます。
時代の流れは思っている以上に早いと感じます。その変化に「人が変化する」ことが追いつきません。
しかも、その取り巻く変化のスピードもその対象範囲も拡大しています。
チームで成果を生み出す時代へと確実に移行している時代なので、適正診断は、「個人用」と「チーム用」(管理職用とメンバー用)が必要になっています。